使用上のトラブル

GT社はこれらの問題に対処するために技術を開発し、随時グラファイト器材に導入しています

また、当社の器材は利用者目線を意識して設計されているので、一般品とは違いメンテナンス上の不届きが多少生じても機能性に支障を来すことはありません。

拡張機能 提供できるサービス 取扱可能な範囲
密封シール (SAFE SEAL) 漏れ検知機能の備わった二重の安全シール 製薬など、高い純度を必要とする工程.
負荷安定バネ (STABLE LOAD) 作動中にかかる負担を軽減するためのばね箱。 グラファイト自体にかかる負担を90-95%軽減します 媒体間の温度差が70℃を超える工程や、細長い交換機。
機械抵抗防止機構 (SHOCK PROTECT) 流体に対する機械抵抗を軽減します すべての工程。特にウォーターハンマーやスチームハンマー対策として効果的です
ろ過装置 (FILT-IN) 入口ノズルにメッシュフィルターを取り付けることで、汚れが入ったり蒸気に水滴が混ざりこんだりすることを防ぎます 汚損を引き起こす可能性のある媒体を用いる工程やスチームヒータ
データロガー (LOG DATAS) 温度、圧力、振動など、動作状態を確認する上で必要なデータを記録 器材の寿命を最大限に伸ばしたい場合 厳しい環境下での動作試験を行いたい場合 工程の効率化を図る場合
軽負荷ヘッダー管 (STRESS FREE) ヘッダー管の外部接続ノズルを取り除くことで負担を軽減 すべての工程で推薦しますが、180℃以上の高熱の環境下やガラスの腐食を引き起こす媒体の取り扱いには適用することができません
熱伝導性向上素材 (TURB) 熱伝達係数の向上 粘性の媒体を扱う場合 流液量が小さい場合
軽量素材 (LIGHT) 長めの連結棒、Oリング、軽量のグラファイトを使用することで、無駄を省き軽量化を実現 化学実験用・先行試験用の装置 設置面積が狭い場合
摩耗防止 (C-HARD) 摩耗に強い素材を使用 酸洗 リン酸 を使用する農薬製造工程 硬質粒子を含有する媒体の取り扱い
ウォーターハンマー防止 (HAMMER PROOF) ウォーターハンマーやスチームハンマーによって生じる圧力波を吸収 すべての器材に推薦
ファウリング防止管 (GT TUBE-I) ファウリングを軽減するために伝熱面が非常に滑らかになったチューブ 接合部を一切使わず最大12mまでの長さに対応可

多管円筒式交換機で大きいもの

汚れのでる工程

160℃以下の動作環境

圧力センサー (P-Sensor) 既定の圧力を超えた場合に通知を行う すべての器材に推薦

 

メンテナンス改善手段 提供できるサービス
全体の洗浄・除染 溶剤や蒸留水での洗浄(特別な器機は必要ありません)
ピンポイントの洗浄 工程中にも洗浄ができるよう、スプレーノズルを取り付けます
検査ノズルの使用 溶媒がスムーズに流れるか検査するためのノズル装置です
管の内張り・コーティング スチール製品を使用している管をゴム、フッ素ポリマー、ガラスなどによって内張りすることで腐食から守ります
管に開口部を追加 解体することなくサービス管を清掃するための開口部です

器材の寿命を延ばし、メンテナンスのコストを削減するための措置について詳しく知りたい方は、 こちらをご覧ください。

グラファイト器材の保全についての資料は こちらです