ボイラー

強制循環式ボイラー このタイプのボイラーでは水を強制的に循環させますので、管内での加圧によって徐々に膨張するということはありません。 なので、蒸気発生の多くは熱交換器につながったフラッシュタンク内で行われます。 強制循環式ボイラーは自然循環式ボイラーに比べてコンパクトな仕様が可能になりますが、 その反面ポンプをもう一つ加えることになるためコストも高くなります。 この種のボイラーには、高熱・腐食に耐えることのできる素材を使用する必要がありますが、自然循環式ボイラーに比べるとこの面での負担は軽い方となっています。

内部で徐々に蒸気圧まで加圧する形式の熱交換器(自然循環式ボイラー)にも、その過程が促成された熱交換器(強制循環式ボイラー)にも対応できます

自然循環式ボイラー 水管内で水を徐々に加圧し、循環させていくものです。 温度の違いによる密度差が水の循環の原動力なので、ポンプは用いません。 水蒸気の移動速度が高くなりすぎないよう、蒸気発生量をしっかり見積もっておくこと、圧力損失を正しく計算することが大切です。 また、自然循環式ボイラーは、水蒸気圧の変動が起こりやすいため、その分熱衝撃や振動などによりメンテナンス上の負担が高くなります。さらに、交換機の熱エネルギーが急速に膨張エネルギーに変換されることによる負担も見据えておかなければなりません。 最後に、GT社は水を扱うためのボイラーを中心に設計してきましたが、熱媒につきましては重油など、幅広く対応いたします。 GTはこれらの条件、すなわち耐熱性、防腐食性、耐圧能力、熱媒の種類などの可変要素をしっかり考慮して、お客様の目的に合ったプランを提示いたします。

考慮する主な要素

循環の速度・圧力
熱媒の腐食性・汚損度
圧力損失(自然循環式の場合)

熱伝達係数
循環方式 必要となる熱伝達係数 (W / m2.K)
強制循環法 1000-9000
自然循環法 1000-12000

詳しくは こちらのPDFをご覧ください

利用できる製品

GT DISC
GT BLOC
GT TUBE

利用できる素材

GT FLON
GT KELITE+