塩化チオニル

塩化チオニルは主に塩素化試薬として使用される物質で、毒性・禁水性を持ち合わせています。そのため、化学兵器の製造に転用される危険性があるとして化学兵器禁止条約でも規制されています。

塩化チオニルは、主に製薬業や農薬業で用いられる有機塩素化合物の中間体の工業生産に使用されます。副産物(HCl、SO2)が気体であり生産物の精製が容易なため、五塩化リンなどの他の試薬よりもよく使われます。

塩化チオニルのみでなく、生成物も多くの場合非常に反応性が高いため、様々な工程に利用されます。

また、塩化チオニルにはリチウムー塩化チオニル電池の陽極(カソード)としての使途もあります。

特に複合体のSOCl2は水などの試薬と接触すると激しい反応を引き起こす物質となっています。

フェノール樹脂含侵グラファイトは100℃以上の高熱の媒体にとても弱いので、低品質のグラファイトで苛性ソーダや苛性カリウムを取り扱う場合、寿命がかなり縮まってしまいます。しかし、当社開発のGT KELITE+を使用することで素材の耐性を濃度100%・温度100℃まで引き上げることが可能になりました。

さらに厳しい工程を用いる場合は、GT社の GT FLONやGT CARB+をご使用になることで最大180℃・100%までの気温・濃度への耐性が実現します。

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利用できる製品

GT DISC
GT BLOC
GT TUBE
GT CUBIC
GT PLATE
GT TOWER

利用できる素材

GT FLON
GT KELITE+
GT CARB+

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